春らしい情景が続く〜啓蟄(けいちつ)

二十四節気・啓蟄(けいちつ)

3月5日から3月19日頃の
二十四節気は、啓蟄です。

は開く、は冬眠している虫のこと。

啓蟄は、暖かくなった大地から、
冬眠していた虫達が這い出てくる
という意味です 。
蟄虫啓戸と同じですね。
蟄虫啓戸には、
啓蟄の文字が入ってますしね。

啓蟄の間に、七十二候では、
このあと桃が咲いたり、
モンシロチョウが飛んだり、
春らしい情景が続きます。

ちなみに、土手とかを歩いていると
頭の上にやってくる虫の大群
あれはユスリカといって
雄の求愛活動であり、
生まれて3日くらいで死んでしまう、
儚い命を持って生まれてくる虫です。
ちなみに私は、頭虫と呼んでいました。

あれが人の頭上に来るのは、
その人の頭が臭いからとかではなくて
単にその周辺で一番背の高いものの上に
集まるという習性によるものなので、
ご心配なく。

そんな土手の夕焼けを浴びながらの帰り道。

啓蟄が終わりに近づくと、
ナズナが風に揺れて、
春の彼岸が始まります。

啓蟄の間の3つの七十二候

次の二十四節気は、春分(しゅんぶん)です。