キングレコードより全国発売!ジャケット作画|DAKOKUピアノソロアルバム【月光】の水墨画作画を担当しました

初めまして。
水墨画アーティストの八束徹です。

ピアニスト「DAKOKU」様のCDアルバム、
【月光】のジャケットとレーベルの作画を
担当いたしました。

こちらのアルバムは2023年2月1日に、
キングレコードより全国販売されました。

この記事では、

その経緯、ストーリー、作画やその音楽

について話していきます。

依頼受注の経緯

ご依頼はアーティスト様御本人から
直接いただきました。

アートレター【最後の日記】経由ではなく
TwitterのDMから
でしたが、
そのやり取りで、私の絵をちゃんと見て
気に入ってくれているのがわかりましたし、
何より、このアルバムにかける想いに
胸を打たれて、それならば、と。
私で良ければと、
お受けした次第です。

ストーリー

完成直後の写真

「音源を聴いて、心に浮かぶものを」

依頼内容はそれだけでした。

イラストレーターということよりも、
画家として私を見てくれたのです。

そして送っていただいた音源を聴きながら、
私はイメージが膨らむのを待ったのですが、
その演奏を聴けば聴くほど
心が静かになっていきました。

普段聴いている掠れた声の
ロックに慣れた耳が、
気がつくとその世界に引き込まれて
いたのです。

これはあとからじわじわと理解したのですが、
その世界はそのロック同様に
私が水墨画で辿り着きたい場所
すぐ近くにありました。

だから私は画家としての自身のテーマである、
「孤舟」を描くことに決めたのです。

このブログのタイトルでもある、
漂う孤舟」を、です。

漂う孤舟の意味合いについては、こちら

簡単に言うと、漂う孤舟とは、
暗い海を行く人に明かりを灯す舟です。
私は絵でそれをしたいのですが、
DAKOKU様は音楽でそれをしている
と気がついたのです。

御本人がどう思って演奏しているかは
わかりませんでしたが、
私と、とても近いものを感じたんですよね。

だから、私は、私の絵を、
気負わずに描くことができました。

作画について

私は作画の依頼は全て、
画家としてお受けしているので、
データ化やデザインは承っておりません。
出来上がった原画をお送りするだけです。

今回ももちろん、最終的に完成させるのは
デザイナーさんです。

CDジャケットやレーベルにはご存知の通り、
タイトルや曲名、クレジットなどの文字が
入ります。

なので、いつもより、さらに
余白を多く取りました。

それでいて、それ一枚が
原画として完成するように
考えながら描き上げました。
(後日出来上がった写真を見て、
デザイナーさんの仕事に感動いたしました。)

ピアニストDAKOKUの音楽について

このアルバムはピアノの独奏です。
他の楽器は一切入っていません。

そのシンプルさが音の粒を
一つ一つクリアにして、
聴く人の心に染み込みます。

何か幻想的な世界観も
持ち合わせていますが、
先ほど話した通り、あなたの暗い海に
明かりを灯してくれる
そんなアルバムです。

そんなピアニストDAKOKUの音楽に
触れてみてはいかがでしょうか。

耳障りの良さだけ残して去っていく、
量産型の音楽に疲れたあなたに
ぜひおすすめしたい作品です。

タワーレコードオンライン
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