雪解けの大地を潤す初の雨〜雨水(うすい)

二十四節気・雨水(うすい)

2月18日から3月4日頃の
二十四節気は、雨水です。

ほ二十四節気が、雨水に変わりました。

大地を潤す優しい雨が降り注ぎます。
これから生まれてくる草木のために。

雨水は農耕を始める目安ともされていて、
米農家では土作りを始める時期です。

米農家は、春に田植えをして
秋に稲刈りをするだけではありません。
しっかりと長い準備期間があるのです。

この時期の土作りを終えれば、
種もみ、苗床の準備とすでに忙しいのです。

どんなものを作るのも一緒ですね。
目に映る労働の影には、
必ずこちらの知らない努力が
隠れていますから。

物事でも、人間でも。

自分が頑張っているのは認めて欲しくても、
他の人、他の仕事に関しては
認めないというか、
そういう傾向ありますよね。

しかし、常にそういうものだという
配慮はできて当然なはずです。
大人ならば。

そんな影の努力を応援するかのように、
舞う冷たい雪が、雨に変わり、
少しだけ世界を潤してくれるのが、
この雨水という時候です。

雨水の間の3つの七十二候

次の七十二候は、啓蟄(けいちつ)です。