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露も凍る?〜二十四節気・寒露
10月8日から10月22日頃の
二十四節気は、寒露です。
二つ前の二十四節気・白露の初侯、
草露白で降り始めた露(つゆ)が、
増してゆく寒さに凍りそうになる。
寒露は、そういった意味です。
実際に凍るわけではなく、
「凍りそうになる」という表現です。
そう思うほど寒い時があるなあ
という感じですね。
この微妙な表現も日本の季節の
楽しみ方のひとつですね。
この頃になるとすでに放たれている
金木犀の香りがより目立つようになりますね。
朝、路地を歩いていると、
必ずどこかの家の庭や公園、
施設の花壇などから漂ってきます。
夜には開けっぱなしの窓の外から
こおろぎの鳴き声。
少しずつ増していく肌寒さの中、
自然と心が穏やかになります。
まだ残る昼の暑さが消え
本当に露が凍る夜は、
もうそう遠くはありません。
寒露の間の3つの七十二候
次の二十四節気は、霜降(そうこう)です。