熊が冬眠する理由とは?〜七十二候・熊蟄穴(くまあなにこもる)

こんにちは。
水墨画アーティストの八束徹です。

冬になると熊は冬眠する。
当たり前のように知っていることですが、
熊はなぜ冬眠するんでしょうね。
どうやら仮死状態ではないようです。

12月12日から12月16日頃の七十二候は、
大雪次候 熊蟄穴(くまあなにこもる)です。二十四節気では、大雪(おおゆき)
その大雪を3つに分けたうちの 2番目(次候)です。

この記事では、その熊蟄穴、
そして今回描いた水墨画、

について話していきます。

熊が冬眠する理由とは?〜大雪次候 熊蟄穴(くまあなにこもる)

熊が冬眠する理由

大雪次候 熊蟄穴(くまあなにこもる)とは、
熊が冬眠のために穴に隠れるという意味です。

秋の七十二候・ 「蟄虫坏戸 (むしかくれてとをふさぐ)」
虫達が冬越しに入って久しいですが、
いよいよ熊も冬眠の準備をはじめます。

なぜ、熊が冬眠するかというと、
冬は食べ物がなくなるからです。
秋のうちにどんぐりやヤマブドウなどの
木の実をたくさん食べて脂肪を蓄え、
体温を下げて浅い眠りで過ごします。

日本にいる熊は、北海道にいるヒグマと、
本州にいるツキノワグマ

他に冬眠する哺乳類はリスやコウモリ、
ネズミなどの小型哺乳類ばかりです。
彼らは冬眠中は仮死状態になり、
春まで眠りっぱなしですが、
熊の眠りは、足音が近づいただけでも
起きるような浅い眠り
です。

冬籠りとも呼ばれる由縁です。

そうやって春まで4ヶ月ほど
飲まず食わずで過ごすわけですが、
なんと雌の熊はその睡眠中に
出産をする
とのこと。
ただ、足音が近づいただけで起きる熊相手に、
冬眠中どうやって子育てをしているのかを
確認するのは難しく、
細かいところまでは、はっきりとは
わかっていないそうです。

浅い眠りなんだから、
出産時には起きてると思いますけどね。

熊が冬眠しないとどうなるの??

人にとっての一番の問題は、
危険だということです。

まず、動物園で飼育されている熊は
冬でも餌が無くなる心配がないので、
冬眠しません

食べるものを探せなくなる野生の熊が、
上記の理由で冬眠をするわけです。

では、冬眠するはずの熊が、
秋の間に充分に栄養を摂れなかった場合は、
どうなるのでしょう。
栄養を蓄えらないと、
冬眠できない熊が出てくるわけです。
冬を飲まず食わずで過ごすことが
できなくなるからです。

そのために、餌を求めて、
山を降りて人里にまで
降りてくることもあります。

さっき言ったように、
人にとっての一番の問題は、
危険だと言うことです。

しかし、自然破壊は人間の都合で起きていること。

熊にとっては餌がないことが、
一番の問題
なのです。
人里に降りてくれば熊だって危険です。
人間という敵がいるわけですから。

お互いがうまく共存できるのが
理想なんですけどね。
それは熊との関係に限らず。

もちろん綺麗事ばかりでは身を守れませんから、
「森のクマさん」のような接触を
夢見るという話ではありません。

水墨画で七十二候を描く〜熊蟄穴(くまあなにこもる)

熊と聞いて連想するものというと、
恥ずかしながら、それこそ森のクマさんの歌と、
私は故郷が田舎なので、
子供の頃、熊が山から降りてきたらしいぞ
と聞いて怖くなったとか、
そのくらいしかありませんでした。

あまり動物としても
興味の沸く対象ではなかったようです。

改めて調べるとプーさんやテディベアなど、
世界的にも人気な動物なんですけどね。

今回は胸元の白いV字マークが
印象的なツキノワグマを描きました。

刷毛で全体を描いてから、
濃墨で輪郭、顔、と描き入れています。

熊も他の動物同様、
人の都合に振り回されています。
個体も減り続けています。
餌があれば山から里へ、
わざわざ降りたくは
ないかもしれません。

人間側としては綺麗事は言えませんが、
お互いが傷つかない方法って
何処かにあるのでしょうか。

冬眠しなくて済む、
動物園や保護施設の熊達は
幸せなのでしょうか。

それは熊にしか
わからないことですね。

まとめ

今回話したのは、

  • 七十二候・熊蟄穴
  • 水墨画で描いた熊蟄穴(くまあなにこもる)

についてでした。

次の七十二候は、
大雪末候 鱖魚群(さけのうおむらがる)です。