バイクを買ってまだ間もない頃、
見知らぬ土地で立ちゴケし、
クラッチレバーがひん曲がりました。
それ以来、ずっと操作に違和感
(曲がった箇所に小指が当たる)を
感じながら乗っていたのですが、
今更ながら、ようやく
交換作業に入りました。
目次
用意したもの
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/05/bike0119.jpg)
新しいクラッチレバー
クラッチレバーは純正タイプを購入しました。
純正「タイプ」なので
メーカー品ではありませんが、
形は同じです。
クラッチレバーも探せば
いろんなものがありますが、
見た目が変わるとブレーキレバーも
変えないとバランスが悪いのと、
私はなるべく自分のバイクには、
クラシックな姿のままでいてほしいからです。
万能グリス
グリスは、デイトナの
万能グリスを選びました。
今回は使いませんが、
今後のことを考えて、
シリコングリスとセットで購入しました。
綿棒
綿棒は、グリスを塗るために使用しました。
100円ショップで買ってきたものです。
タオル
手が汚れますから、
タオルもあった方がいいですね。
工具
今回使用したのは車載道具の
スパナとプライヤーのみです。
作業開始〜作業終了まで
レバーを取り外す
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/05/bike0101.jpg)
まずはレバーを留めている
ピボットボルトを外します。
緩まるまで裏側のナットは
プライヤーで挟んで押さえました。
手で回せるくらいにゆるんだら
プライヤーを置いて、
裏側のナットが落ちないように
今度は指で支えながら、
最後まで回していきます。
外したボルトとナットは
無くさないようにしましょう。
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/05/bike0117.jpg)
クラッチアジャスターと固定ナット
(グリップ側の円盤みたいなもの)
の溝をブラケット側と揃えます。
ワイヤーを取り外すためですね。
ここをちゃんと合わせずに、
無理やり引っ張ると
ワイヤーの損傷に繋がります。
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/05/bike0103.jpg)
こんな感じで、ワイヤーが外れます。
そして、
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/05/bike0115.jpg)
この部分を外すと、
クラッチレバーが取れます。
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/05/bike0105.jpg)
上が立ちゴケで曲がったクラッチレバー。
外側がぐにゃっとしてるの
わかりますよね。
下がこれから装着する
新しいクラッチレバーです。
グリスを塗る
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/05/bike0106.jpg)
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/05/bike0107.jpg)
万能グリスを、綿棒を使い、
接合部に塗り込んでいきます。
摩擦による消耗や
故障を減らすためです。
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/05/bike0108.jpg)
ブラケット内部、溝、
ピボットボルト、ピボットボルトの穴、
アジャスターのネジ部分と溝、
固定ボルトの溝。
接合する側へも、接合される側へも
まんべんなく塗る感じです。
新しいレバーを装着する
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/05/bike0109.jpg)
アジャスターと固定ボルトを設置し、
ワイヤーを外した時と
同じように溝を揃えます。
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/05/bike0110.jpg)
レバーにワイヤーの先端部分を
はめ込んでから、
先ほどの溝に這わせて、
クラッチレバーの根元を
元の位置(ブラケット)に差し込みます。
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/05/bike0111.jpg)
こんな感じで、ピボットボルトの穴と
レバー側の穴を合わせます。
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/05/bike0112-1.jpg)
その穴をピボットボルトで止めます。
外した時と逆のことを
するということですね。
ここでピボットボルトの裏側の
ナットを締め付ける段階になって
ようやく気付いたのですが、
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/05/bike0116.jpg)
ハンドルロックしてハンドルを
左に傾けたままやると、
工具がタンクに干渉して
非常にやりづらいです。
やりづらいどころか、
タンクを傷つける結果に
なりかねないですね。
そんな切ない話もないので、
ハンドルはまっすぐに、
できるだけセンタースタンドを立てて
作業したほうが良さそうです。
上下しっかり締め付けたら、完了です。
最後にクラッチの握り具合を確認し、
クラッチアジャスターで
クラッチの「遊び」の調整をしましょう。
あとがき
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/05/bike0114.jpg)
私はとりあえず、作業終了後に、
近所を軽く走ってきました。
感覚が変わるのも不安なので。
というか何か変なミスを
起こしてないか不安なので。。
結果、特に問題なく走れました。
スコンスコンとギアが落とせて、
操作しやすくなったような気がします。
信号待ちで、エンストしましたけどね。