タイヤの空気が足りなかったり多過ぎたりは、
事故を誘発する原因を作ります。
一ヶ月に一度、もしくは高速道路利用前や、
遠出前、遠出後にはチェックするように
心がけています。
空気圧が正しくないことによる危険度、確認、
スタンドでの調整方法、タイヤの溝チェックまで。
最初まだ知識も経験もないうちから
あれはまずい、それは危険だと言われたり、
そういった情報を仕入れるたび
不安になりますよね。
それを消すためにも、とにかく定期的に
やるべきことはしっかりと行うようにしています。
目次
タイヤの空気圧が正しくないとどうなるのか
空気の量で必要以上にタイヤが膨らんだり、
へこんだりしてバランスが崩れることで、
それぞれ問題が起きます。
入れ過ぎの場合に起こりうること
・道路への接地面が狭まり、タイヤの中心部が摩耗する
・クラック(タイヤのヒビ割れ)
・乗り心地が悪くなる
足りない場合に起こりうること
・道路への接地面が広がり、タイヤの外側が摩耗する
・クラック(タイヤのヒビ割れ)
・バースト(タイヤの破裂)
・雨天時、溝から雨水を排出しきれずに、スリップする。
・燃費が悪くなる
などなど。
とにかくどちらにせよ危険が増すということです。
タイヤの空気圧を指で確認する
自分の指でタイヤを押して
確認する方法がありますが、
慣れてこないとわからないです。
こんなもんかなと思っても、
全然足りなかったり、逆に問題なかったりします。
何度か空気圧計でのチェックを重ねて
その都度タイヤを押してみながら
感覚を掴む必要があります。
慣れないうちは感覚に頼らずに、
空気圧計を使うほうがずっと安心です。
空気圧チェック〜ガソリンスタンドでのやり方
はじめに
空気圧計を持っていない人は、
だいたいはスタンドかバイク屋さんで
やることになると思います。
ちなみにどちらでも空気圧計を借りるのに
基本的にお金を取られることはありません。
今回は初心者向けという形ですので、
その段階では手元に空気圧計が
あることも少ないと思います。
なので、一番利用すると思われる
ガソリンスタンドでの作業を中心に書いていきます。
空気圧計を借りる
セルフスタンドでも、だいたい店員さんがいます。
誰も使ってなければ勝手に使っても大丈夫ですが、
一言借りていいですかと言っておけば、
初心者に優しくしてくれる
店員さんもいるかもしれません。
給油ついでにやる場合は、
次の車の邪魔にならないように、
給油が済んだらまずは
空気圧計のある場所へバイクを移動します。
空気圧計はスタンドによって違う
同じ種類のものがあるわけではなく、
据置タイプのものと、持ち運びできるものとがあります。
据え置きタイプはあらかじめ空気圧の数値を設定し、
それ以上入れようとすると、アラームが鳴って止まります。
空気を抜く機能が無いものを見かけたことがあるので、
設定を間違えないようにしましょう。
そこでは、入れ過ぎは自己責任的な注意書きがされていました。
本体を取り外せるタイプのもののほうが
タイヤの脇の使いやすい場所へ
持ってこれるので圧倒的に便利です。
自分のバイクの空気圧の数値を確認する
空気圧の数値は、そのタイヤをより安全に
長く使用していくために定められた数値です。
しっかり確認する必要があります。
数値を間違えては大変です。
空気圧チェックの準備をする
持ち運びできる空気圧計の使用を前提に話していきます。
バルブのキャップをはずします。
なくさないようにしましょう。
バルブにノズルを差し込みます。
シューシューと空気が抜けないように、
しっかり差し込みます。
片方の手でバルブにノズルを差し込み、
もう片方の手で本体を操作できる状態にします。
空気圧計のノズルは細長くて、
先端の形状とバルブを合わせようとすると、
バイクの場合、タイヤ周辺の部品に
干渉してきたりします。
ホースの長さも関係してきます。
そうなると、バイクを前後させてタイヤを回し
ノズルをまっすぐに差し込める状態を作るのですが、
バイクを移動させると、
空気圧計本体がさらに遠くなったりするわけです。
なので、バイクの場合は、
持ち運びできる空気圧計の使用をおすすめします。
空気圧チェックをする
自分のバイクのタイヤに定められた
空気圧の数値に合わせて、
ボタン(レバーもあり)をプシュプシュと操作しながら、
空気を入れたり抜いたりします。
定められた数値と合えばそれで完了です。
はずしたキャップを忘れずに装着して、
空気圧計を元の場所に戻しましょう。
タイヤの溝のチェック
空気圧チェックのついでに、
タイヤの溝や傷なども見るようにしましょう。
まとめ
今回話したことは、
- 空気圧が正しくないことによる危険度
- 空気圧の確認
- スタンドでの確認と調整方法
- タイヤの溝チェック
についてです。
タイヤは道路と接地しつづけるものです。
重い車体と、それにまたがる私達を乗せて。
負担をかけている分、こまめな空気圧チェックを行いながら、
タイヤが無駄に傷を負わないように
一番走りやすい状態を保ってあげたいものです。
安全で不安のない楽しいツーリングのためにも。