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二十四節気・小満(しょうまん)
5月21日から6月4日頃の
二十四節気は、小満です。
小満とは、少しずつ高くなる
太陽の日を浴びて育つ草木や虫たちで
世界が小さく満ち始める時期。
前年に蒔いた麦の種がようやく実り、
穂が出始め、麦畑は緑色に染まります。
もうしばらくすると畑が黄金色に染まり、
収穫期である麦の秋を迎えます。
当時、麦は農家の貴重な食料でした。
当たり前のように米がある今の時代とは違い、
米は年貢を納めるためのものでしか
ありませんでした。
だから農夫たちにとって麦が育つことは、
とても大事なことだったのです。
まずは出穂(しゅっすい)したことに一安心。
農家の人たちにとっては、
それも小満(小さく満たされる)のひとつ
なのかもしれません。
小満の間の3つの七十二候
次の二十四節気は、芒種(ぼうしゅ)です。