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●徳川吉宗が由来?日本の花火大会の始まり
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5/28は花火の日です。
江戸時代に、花火師の玉屋と鍵屋が、
船から打ち上げた大花火。
すべてはそこから始まりました。
それが両国の川開きと呼ばれた花火大会となり、
のちの隅田川花火大会に繋がっていきます。
この当時の将軍だった徳川吉宗が、
飢饉や疫病で亡くなった人々を
偲んで打ち上げたのが
起源だという説もありますが、
これは大掛かりな創作のようです。
そんな創作が生まれるくらい、
江戸時代にとって花火大会というものの存在は
大きかったのでしょうね。
あ、もちろん現代でも楽しみですよね。
花火なのに5/28?早くない?
その通り、5/28ではまだ
夏の時期的には早いですね。
しかしこの5/28は旧暦の5/28なので、
今の新暦にしたらひと月以上先になります。
当時はすでに夏日和だったわけです。
梅雨が明けるくらいですかね。
なので、時期的にはあってます。
待ち焦がれた夏の夜空を、
鍵屋と玉屋が競って
彩ったのでしょう。
他にもある花火の日
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8/1の花火の日
ところで花火の日は他にもあったりします。
昭和23年8/1に(この8/1は新暦)
戦争中禁止されていた花火が、
解禁されました。
それを記念した日です。
日本の第二次世界大戦敗戦によって、
この国が戦地になることは基本的になくなりました。
どんどん!と夜中に響く音に
怯える必要がなくなったからです。
戦争が終わり、
どんどん!と夜中に攻撃音が
することがなくなったのですから。
現代では、夏にその音がすると、
「おっ、花火か?」なんて
夜空を見上げて夏の風情を探すでしょうが、
戦時中は、恐怖を呼び起こす
ものだったんですね。
8/7のおもちゃ花火の日
東京にある日本煙火協会が、
語呂合わせで制定しました。
8(は).7(な).日(び)ですね。
おもちゃ花火は、夏になると見かける
花火セットに入っているような小さな花火。
家族や親戚、友人と集まったり、
恋人同士で寄り添ったり。
暗い夜を灯す光と煙りの匂い。
夏休みのよくあるシチュエーションですよね。
私も、親戚の子供同士集まって、
賑やかに遊んだものです。
まあおもちゃ花火が楽しいのは、
子供に限ったことではありませんけどね。
闇夜にどんと打ち上がる花火も、
団欒の小さな輪の中に揺れるおもちゃ花火も、
日本の夏の風物詩。
胸に残る郷愁を呼び起こします。
あとがき
花火は、コロナで失われた
日本の夏の風物詩のひとつです。
少しずつ再開されるようですが
(2022年末現在)
コロナ前の姿に戻るのは、
まだまだ先のようです。
いつかまたあの夜空を見上げ、
その儚い美しさとともに
過ぎゆく思い出を胸に刻む夏が来ることを、
切に願うばかりです。