煙草を吸わない人にも読んでほしい|5月31日は世界禁煙デー

喫煙がいいか悪いかといったら、
いろんな面から見ても良くはないです。

ただ、煙草の煙は目にだけじゃなくて、
人生にも染みるんです。

煙草の歴史〜日本への伝来は戦国時代

日本での煙草の歴史は、
戦国時代、織田信長が活躍していた頃に、
ポルトガルの宣教師が持ち込んだことにより
始まりました。

当時の煙草は煙管(きせる)。

時代劇などによく出てくる
あの煙管(きせる)です。

そんな煙管は武士や貴族のみならず、
街を徘徊するかぶき者を含めた
アウトロー達にも愛されていました。

煙草は昔から不良のアイテムみたいなもの
だったのでしょうね。

そんな煙草ですが、その当時から
健康を害するものだという認識はされていて、
火の元の心配も含め、
幕府からは喫煙禁止令が
何度も出されていたようです。

その後、明治になると紙煙草が普及し、
アメリカが日本の煙草市場へ参入してきます。

手のひら返しの禁煙ブーム

私が子供の頃は、まだテレビで
煙草のCMをやっていました。

酒もタバコも大人になった証のような
イメージを視聴者に与えていました。

喫茶店、駅、電車内、職場、
昔はどこでも吸えましたから、
私にとって喫煙者の存在は
しごく当たり前のものでした。

喫煙者の生活に当たり前のように
寄り添ってきたものを否定して、
健康のためにやめろ
という方針になったのが、
ここ最近の政治ですね。

世界中の先進国が一斉に禁煙に向けて
舵をとりましたもんね。

おかげで日本の葉タバコ農家も
今では半数以上が廃業しています。

喫煙は悪なのか

仕事に疲れた時、心が辛い時、
友と語り合う時、
カチッと火をつけたタバコとその煙は
その時代を生きていた人達の心に
今でも強く染み込んでいます。

暮らしに染み込んだものは
時には健康よりも大切です。

もちろんマナーは大切です。
(歩き煙草などはもっての外。
歩き煙草の火の先は、子供の目線です)

そんなマナーの悪い喫煙者の存在もあって、
どんどん肩身が狭くなりますが、
頼るものは人それぞれ。
いくら綺麗事を並べても、
強引に奪い取ることはできないのです。

マナー、健康、病。
そして他人への優しさ。

その先は、本人が自分の責任と愛で
決めることなのですから。