はじめまして。
水墨画アーティストの八束徹です。
絵の習い事がしたい。
そう思っても教室選びって、正直、
当たり外れとか気になりますよね。
これから絵の習い事をしたいと
考えている方のために、
教室選びに大切なこと、選び方、
そしてオンライン教室、
について話していきます。
ちなみに、
自分の描きたい絵と同じジャンルかとか、
住まいから近い方がいいとか、
月謝は支払える額のところにしようとかは、
当たり前のことなのでここでは省略します。
目次
絵の習い事について|絵の教室を選ぶための5つの大切なこと。
1.個性を認めてくれる
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個性というのは誰にでもあります。
全く個性のない人なんていないです。
「私の描く絵と違うからそれはダメだ」
「私と同じように描きなさい」
こういう先生は避けたほうがいいです。
ただ、新しい技法を生み出してやろうとか、
教えを聞かないということではないですよ。
習いに行っているわけですから。
完全に自分と同じように描かないと
あなたは間違っているというような
視野の狭い先生はダメだということです。
ある程度の自由度はないと楽しくないですからね。
それにどんなに遠慮がちな人でも、
本当はどこかしらで
少しでも自分を出したいはずです。
それは絵でも同じです。
絵描きは「これが自分の絵」というところを
目指していくものです。
みんな自分を主張したいはずです。
わざわざお金を出して
絵を習おうと思うのであれば、尚更なはずです。
「自分と全く同じように描きなさい」
と教える先生の下にいては、
絵が生きることはないです。
個性を見つけて伸ばしてくれるような
先生の下で学びましょう。
2.毎月必ず月謝を要求しない
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/03/e0015.jpg)
これは無料にしてもらう
ということではないです。
習いに行けなかった場合の話です。
だいたいは毎月いくらという形で
月謝・授業料は発生すると思いますが、
誰にだって事情はあります。
まあ、その教室も商売ですから、
しっかりいただきたいのもわかりますが、
とはいえオンライン教室のように
自由な時間に勉強できるわけではありません。
通いになると、家庭や仕事などの諸事情で
教室に行けない月もあると思います。
それでも、月謝はきっちり毎月もらいますよ
というような融通が効かない教室は
避けたほうがいいです。
さぼらずに来させる為にそうしているという
意見もあるかと思いますが、
そこでその先生を好きになったり
尊敬したりすることは難しいです。
商売っ気が強いところは
避けたほうがいいです。
3.絵や表現に対する考え方が似ている
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価値観が近い、似ている
ということは、人と関わっていくために
とても大切なことです。
絵や表現に関する話をして、
そういうことじゃないよな
こうなってしまうことってあると思います。
絵を描く時には、それぞれの想いや
こだわりがあるはずですから。
もちろん、もっと話をしたり、授業を続けるなかで、
なるほど、そうか
となることもあるでしょう。
それも大切です。
短気に決断してしまっては損ですが、
それでも違うという考えが変わらないのであれば、
続けても苦痛なだけです。
先程も言いましたが、
その先生を好きになったり尊敬したりできなければ、
教わっていても気持ちが入りません。
この先生の下でなら頑張れる。
そう思えることが何より大切です。
4.カリキュラム以外のことも快く教えてくれる
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どの教室でもカリキュラムがあると思います。
次の授業ではこれを描きます。
次の授業ではあれを描きます。
といった感じに。
物凄く退屈ですが、ただひたすら
線を描くだけの授業もあるでしょう。
例えば、その授業では鳥を描くとします。
私の描いた手本を元に、授業を進めます、
となります。
余計なことはせずに、それを描きなさいと。
要するにその日はそれ以外のことは教えません、
という姿勢ですね。
学校の時間割と同じです。
けれど友人にこんな絵を頼まれたとか、
上手になっていけば
そういう嬉しいこともあるでしょう。
そう行った時に、授業内容とは関係なく、
その描き方やテクニックを教えてくれる。
そういう先生がいいですよね。
生徒が喜ぶために
そういう気持ちが伝わってくる先生がいいですね。
個人個人に合わせて
柔軟な対応をしてくれるところは、
良い教室です。
5.公募展に出す際に菓子折りを要求しない
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菓子折りとは「袖の下」のことです。
先生どうかよろしくお願いしますと、
何かを包むということです。
まあ、本当にただのお菓子を持っていって
みんなで和気あいあいするのはまた別です。
絵の習い事をしていれば、
いずれ公募展に出展することがあります。
公募展出品がその教室の一大イベントというのは、
よくあることです。
基本的に公募展というのは
出品者の出展料で成り立っているので、
生徒さんは月謝以外のお金を支払うことになります。
金額はピンキリです。
お金がもったいないなら無理に出す必要はありません。
入選すればいいですが、
落選すればそれで終わりです。
「出品料」は帰ってきません。
出展料ではなくて出品料ですからね。
けれど、絵を描き続けて、
少しでも上達したと感じていれば、
展覧会の大きな会場に自分の絵が飾られることを
夢見てしまうものですし、
その成果を家族や友人に見せたい
と思うのが人情です。
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/03/e0020.jpg)
公募展と教室とは、密接な関係を保っています。
その教室主催の公募展もあれば、
その教室の先生が、
公募展の審査員を務めている場合もあります。
先生としても、できれば自分の生徒を入選させて
賞をとらせてやりたい
という気持ちがあると思います。
そこで問題なのが、「袖の下」です。
これはどの世界でもあることなんですが、
これが成り立ってしまうと、
正直者が悲しい目を見る結果になってしまいます。
見渡せば世の中などそんなことばかりで
成り立っているのかもしれませんが。
どっちにしろ要求されることも、
こちらから強引に差し出すことも、
どちらも悪です。
どちらも、悪。
絵を志す人間として、
この気持ちは持ち続けるべきです。
良い教室を探す初めの一歩
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一番良い方法は無料体験です。
今はネットで教室も簡単に探せます。
サイトを見て色々と想像を膨らませて、
さらにその先生の作品、そして実績や評価を調べても、
ここは自分に合いそうかな?とか、
習う相手と肌が合わなかったら?
お金を払うだけ無駄だと思ったら?
いろんな不安があると思います。
「いい教室ですよ」と知人に
紹介してもらうこともできますが、
行ってみたら自分には合わなかった
ということもあるでしょうから、
初めに無料体験をさせてくれるところを探して、
一度習ってみることです。
たいていはどこでも、
無料体験はできると思います。
それで通うことにしたとしても
しばらく通ってみて、
仮にやっぱ合わないなと思えばやめたらいいのです。
人のことはゆっくり好きになり、
ゆっくり信用していくのです。
苦痛は時間の無駄です。
描いていて楽しくならないなら上達もしません。
自分に合う場所を探すのも、学びのひとつです。
インターネットの教室について
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先ほどネットで教室を探せると言いましたが、
今はネットだけで完結するオンライン教室もあります。
これならば自由な時間に学べますし、
あまり人と関わるのが得意じゃない人にも、
便利な方法です。
先生が説明しながら描いている様子も動画で観れるし、
その時だけじゃなくて、
何度でも見返して復習することができるのも、
オンライン教室ならではの利点です。
まとめ
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今回お話したのは、
- 絵の教室を選ぶために大切な5つのこと
- 教室の探し方
- インターネットの教室について
- 絵は個性が大切
です。
良い教室を見つけて、良い師を持つことで、
師を目標に、
師と同じ道を歩み、
師に追いつき、
やがては師と同じになりたい。
そんなふうに思う人もいるかもしれません。
そう思えるだけの素晴らしい先生に
出会えたからこそだと思いますが、
それは間違いです。
重複しますが、絵は個性が大事ですから、
目指す未来は、師を真似るのではなく、
師から学んだその技術を応用して、
「自分の絵」
を描けるようになることです。
もしあなたが良い師に出会えたのならば、
そうなることを、何より喜んでくれるはずです。
これからあなたが良い教室に出会い、
その習い事が素晴らしいものになることを
願っています。