【事故】2tトラックで起こしたバック事故の話

今回は2tトラックでの
バック事故についての話です。

私は普段はライダーな水墨画描きですが、
昼の仕事で乗っている2tトラックで、
事故を起こした時のことを話していきます。

トラックも公道に出るのは同じですからね。

この時はハイエースからトラックに乗り換えて
まだ二か月くらいでした。

この記事では、
まずトラックの大きさを理解すること、
事故を起こした理由、
何を注意していくべきか、
そして警察とオーナーさんとの
事故処理の様子について話していきます。

同じように初心者だったり、
久しぶりに運転職につくだとか、
引越しのためにレンタルして乗る場合だとか、
そんなあなたの不安解消のお役に立てば幸いです。

自分の乗るトラックの大きさを知る

事故時、私が乗っていた2tトラックは13尺の2tロングで、
全長は614cm、幅210cmになります。

そして私がぶつけた乗用車は、
全長454cm 幅176cmです。
(モデルによって差異あり)

一般の乗用車と比較すると、
これだけ見ても、全長が160cm、幅が34cmも違うのです。 
実際、乗用車なら問題ないような駐車場に、
後ろの扉を開けての荷下ろし作業のために
頭から入れようとした際に起きた事故なのですが、
駐車場の駐車状況や広さを見て、
自分のトラックの大きさをしっかり認識し、
正しい判断ができれば起こらなかった事故です。

事故はどのようにして起きたか

他のドライバーが集荷した荷物を
先に営業所に帰る私のトラックに積み替える作業を、
会社から指定された駐車場で行っていた時のことです。
その作業をする場所が、
その駐車場に変更になってまだ3日目でした。

乗用車なら普通に切り返せるのですが、
トラックには、狭い場所です。
しかも、荷物を積むために荷台の扉を空けて作業するので、
バックではなく、頭から駐車しなければなりません。

一旦バックをして切り返そうとした際に、
後ろの車にぶつけてしまいました。

ガツンと当たったというより、
グイッと押した感じです。
ブレーキを踏むのとほぼ同時で、右
足に鈍い感触がありました。

ナンバープレートがへこみ、
バンパーが左側へ歪みました。

原因と注意すべき3つのこと

①確認不足

一番の原因は、バックアイカメラを
ちゃんと見なかったことです。

見てれば当てません。

なんでもそうですが、ちゃんと見て確認してから動けば、
その場でどうしようもなくなったとしても、
ぶつけはしません。 

私の場合は、その前に一度バックアイカメラを
確認した時の距離の目測に頼り、
まだ多少は見ないで下がっても大丈夫だろうという、
いい加減な判断からの事故でした。

②経験不足

どこが空いていて、どう停めるか。
どう切り返せば入れられるかを、
ドライバーはその場で判断しなければなりません。
その経験のなさが、トラックの全長、幅の見誤りを
引き起こしました。

無理だと思うなら入れないことです。
そしてもっと大事なのは、
無理だと判断できるようになることです。
やり方がわからないことはやらないことです。

仲間が近くにいるなら助けてもらいましょう。

③無理な場所には停めない

駐車場は、基本的に乗用車用にできています。
トラックに優しい駐車スペースがあるのは、
倉庫や工事現場、取引先の会社のトラック専用駐車場など、
トラックが荷物を運んできてくれる施設です。

2tロングでは、綺麗に停めようが停めまいが、
スペースをはみ出すような、車道も狭く、
目を離した隙に両脇に停められたら、
出れなくなるような駐車場には停めないことです。

ただ、そうは言ってられないのが、
トラックドライバーの仕事なんですけどね。

そういった場合は、先輩に教えてもらいながら、
経験を積んでいくしかありません。

その後の事故処理

まず会社に電話を入れてから、
警察と駐車場の管理会社ヘ連絡を入れました。
管理会社は関知しないので当事者同士で
話し合ってくれとのことでした。

警察に状況を説明して、
免許証、車に積んである車検証、自賠責を提出し、
ぶつけた車のオーナーさんを探して呼んでもらいました。
処理に時間がかかるため、発送の荷物を
他のドライバーに取りにきてもらいました。

私が警察とオーナーさんと話している間に、
仲間たちは私のトラックに詰め込んだ荷物を
自分たちのトラックに積み替えています。

あちらこちらに対して申し訳ないやら情けないやらで、
胸の痛い時間が過ぎて行きました。

謝罪をして、荷台が空になったトラックを
また自分で運転して帰社し、
始末書と事故報告書の作成で、
退社したのは夜の10時過ぎでした。

まとめ

今回話したことは、

  • 自分の乗るトラックの大きさを知るということ
  • なぜ事故を起こしたのか
  • 事故を起こした原因と対策
  • 事故処理の様子

についてです。

この事故で、どれだけいろんな人を巻き込んで、
迷惑をかけてしまうのかを学びました。
一度、勘に頼っただけで、これだけのことになるのかと。

そこにいたのが人だったら?
もし一般の人がふらっと入り込んできたら?

そう考えたらぞっとします。

慣れていくと不安や怖さがなくなっていきます。
そこへ来て起こした事故でした。

もう一度初心に帰り、
決して過信してはいけないことを
改めて学び反省した夕刻でした。

この記事を読んでくれたあなたに、
同じような事故が起きないことを願っています。