今回は2tトラックでの
バック事故についての話です。
私は普段はライダーな水墨画描きですが、
昼の仕事で乗っている2tトラックで、
事故を起こした時のことを話していきます。
トラックも公道に出るのは同じですからね。
この時はハイエースからトラックに乗り換えて
まだ二か月くらいでした。
この記事では、
まずトラックの大きさを理解すること、
事故を起こした理由、
何を注意していくべきか、
そして警察とオーナーさんとの
事故処理の様子について話していきます。
同じように初心者だったり、
久しぶりに運転職につくだとか、
引越しのためにレンタルして乗る場合だとか、
そんなあなたの不安解消のお役に立てば幸いです。
目次
自分の乗るトラックの大きさを知る
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/09/img-life0035.jpg)
事故時、私が乗っていた2tトラックは13尺の2tロングで、
全長は614cm、幅210cmになります。
そして私がぶつけた乗用車は、
全長454cm 幅176cmです。
(モデルによって差異あり)
一般の乗用車と比較すると、
これだけ見ても、全長が160cm、幅が34cmも違うのです。
実際、乗用車なら問題ないような駐車場に、
後ろの扉を開けての荷下ろし作業のために
頭から入れようとした際に起きた事故なのですが、
駐車場の駐車状況や広さを見て、
自分のトラックの大きさをしっかり認識し、
正しい判断ができれば起こらなかった事故です。
事故はどのようにして起きたか
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/09/img-life0036.jpg)
他のドライバーが集荷した荷物を
先に営業所に帰る私のトラックに積み替える作業を、
会社から指定された駐車場で行っていた時のことです。
その作業をする場所が、
その駐車場に変更になってまだ3日目でした。
乗用車なら普通に切り返せるのですが、
トラックには、狭い場所です。
しかも、荷物を積むために荷台の扉を空けて作業するので、
バックではなく、頭から駐車しなければなりません。
一旦バックをして切り返そうとした際に、
後ろの車にぶつけてしまいました。
ガツンと当たったというより、
グイッと押した感じです。
ブレーキを踏むのとほぼ同時で、右
足に鈍い感触がありました。
ナンバープレートがへこみ、
バンパーが左側へ歪みました。
原因と注意すべき3つのこと
![](https://yatsukatoru.com/wp-content/uploads/2020/09/img-life0037.jpg)
①確認不足
一番の原因は、バックアイカメラを
ちゃんと見なかったことです。
見てれば当てません。
なんでもそうですが、ちゃんと見て確認してから動けば、
その場でどうしようもなくなったとしても、
ぶつけはしません。
私の場合は、その前に一度バックアイカメラを
確認した時の距離の目測に頼り、
まだ多少は見ないで下がっても大丈夫だろうという、
いい加減な判断からの事故でした。
②経験不足
どこが空いていて、どう停めるか。
どう切り返せば入れられるかを、
ドライバーはその場で判断しなければなりません。
その経験のなさが、トラックの全長、幅の見誤りを
引き起こしました。
無理だと思うなら入れないことです。
そしてもっと大事なのは、
無理だと判断できるようになることです。
やり方がわからないことはやらないことです。
仲間が近くにいるなら助けてもらいましょう。
③無理な場所には停めない
駐車場は、基本的に乗用車用にできています。
トラックに優しい駐車スペースがあるのは、
倉庫や工事現場、取引先の会社のトラック専用駐車場など、
トラックが荷物を運んできてくれる施設です。
2tロングでは、綺麗に停めようが停めまいが、
スペースをはみ出すような、車道も狭く、
目を離した隙に両脇に停められたら、
出れなくなるような駐車場には停めないことです。
ただ、そうは言ってられないのが、
トラックドライバーの仕事なんですけどね。
そういった場合は、先輩に教えてもらいながら、
経験を積んでいくしかありません。
その後の事故処理
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まず会社に電話を入れてから、
警察と駐車場の管理会社ヘ連絡を入れました。
管理会社は関知しないので当事者同士で
話し合ってくれとのことでした。
警察に状況を説明して、
免許証、車に積んである車検証、自賠責を提出し、
ぶつけた車のオーナーさんを探して呼んでもらいました。
処理に時間がかかるため、発送の荷物を
他のドライバーに取りにきてもらいました。
私が警察とオーナーさんと話している間に、
仲間たちは私のトラックに詰め込んだ荷物を
自分たちのトラックに積み替えています。
あちらこちらに対して申し訳ないやら情けないやらで、
胸の痛い時間が過ぎて行きました。
謝罪をして、荷台が空になったトラックを
また自分で運転して帰社し、
始末書と事故報告書の作成で、
退社したのは夜の10時過ぎでした。
まとめ
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今回話したことは、
- 自分の乗るトラックの大きさを知るということ
- なぜ事故を起こしたのか
- 事故を起こした原因と対策
- 事故処理の様子
についてです。
この事故で、どれだけいろんな人を巻き込んで、
迷惑をかけてしまうのかを学びました。
一度、勘に頼っただけで、これだけのことになるのかと。
そこにいたのが人だったら?
もし一般の人がふらっと入り込んできたら?
そう考えたらぞっとします。
慣れていくと不安や怖さがなくなっていきます。
そこへ来て起こした事故でした。
もう一度初心に帰り、
決して過信してはいけないことを
改めて学び反省した夕刻でした。
この記事を読んでくれたあなたに、
同じような事故が起きないことを願っています。