愛する人を抱きしめたとき。
あるいは、抱きしめられたとき。
そのぬくもりの中で、
ふと“ひとり”を感じたこと、ありませんか?
そんなふとした瞬間――
心が静かになった“ひとりの時間”に、
その人の肩越しに見えたのが、
壁に飾られた私の絵だったりすること。
アートって、きっとそういうものだと思うんです。
私が言う“ひとりの時間”は、
一人で生きているということではありません。
もちろん、どんな生き方を選ぶかは、その人の自由です。
ただ、どう生きていようと――
ひとりでも、誰かと共にいる日々の中にも、
ふと訪れる静けさの瞬間があります。
それが、私にとっての“ひとりの時間”なのです。
墨が紡ぐ、暮らしの中の静けさ

私は、そうした静けさに、
ただ、じっと耳を澄ますように向き合っています。
たとえば、感情の波がすっかり静まったわけではないけれど、
どこかでようやく息がつけたようなとき。
きっとその、言葉にならない揺らぎの中にこそ、
私の描きたい風景はあるのです。
たぶん、本当に静けさの奥まで辿り着いてしまったら、
私はもう絵を描かなくなるかもしれません。
だから、いま描いているのは——
静けさの“途中”にある景色たちです。
墨と余白、心の奥に滲むもの

私は水墨画家、八束徹。
深く澄んだ墨の黒。そこに浮かぶ余白。
誰かの時間のそばで、何も語らずにいられたら――
そんな願いを込めて、下書きなしで筆を走らせます。
一度きりの墨跡に、静けさと生命の鼓動を委ねて。
原画作品やオーダーメイド作品を制作し、
季節ごとの個展やオンラインギャラリーにてお届けしています。
今日もまた、静けさの中に墨を置いています。
寄り添う、というより、ただそこにいる


私の絵は、四つの象徴をもとに描かれています。
孤独、知恵、守り、そして愛。
どれも、きっと誰の中にも息づいているもの。
それらは、やがて豹やカラス、龍、または一輪の花。
その姿を借りて、
あなたの暮らしのそばにそっと佇みます。
あるいは、あなた自身がその象徴になることもあるでしょう。
そんなふうに、ふと何かを感じてもらえるような――
そんな作品でありたいと願っています。
一枚の絵が、空間の呼吸を変えることもある


作品を迎えた方から、
「部屋が静かになった」
「ふと目をやると、気持ちが戻る」
そんな声をいただくことがあります。
墨が生む“余白”が、
暮らしの空気までも静かに変えることがあるのかもしれません。
ひとつひとつが、願いのかけら


オーダー作品もお受けしています。
あなたの中の物語を、墨のかたちでそっと浮かべてみる。
そんな風にして、一枚ずつ描かせていただいています。
ときどき、お迎えくださった方が、
ご友人や大切な方へ、ご紹介くださることがあります。
ご縁が静かに広がっていくのを感じながら、
その一枚一枚を、大切に描かせていただいています。
静けさを選ぶ人へ___
そっと届く、小さな墨の便り

この小さな便りでは、
作品に込めた4つの象徴の物語や、
招待制の個展、特設オンラインギャラリー、
オーダーメイドのご案内など、
あなたの静かな時間へと、そっとお届けします。
コミュニティや交流の場(掲示板・コメント機能など)などは設けておりません。
たとえば、こんなあなたへお届けしたい便りです:
・静かな時間を大切にしたい方
・アートを“感じるもの”として迎えたい方
・暮らしに余白や心の静まりを取り入れたい方
・墨の香りを感じながら暮らしたい方
静かな余白に目を向けるだけで、
暮らしの中に自分の輪郭が戻ってくる。
私はその感覚を忘れたくはありません。
あなたにとってもきっと、同じではないでしょうか?
墨の余白は、いつもその感覚を思い出させてくれます。
最高の一枚との深い出会いは、
きっとこの便りのなかにあります。
(※ご登録は無料で、いつでも解除できます)