四季の詩|七十二候

目次

七十二の声__季節に耳を澄まして

四季の中にある、さらに細やかな季(とき)のうつろい。
その小さな揺らぎに墨と余白の絵を添えました。

-立春-

東風解凍(こちこおりをとく)

立春に吹く風はどこから来る?

黄鶯睍睆(うぐいすなく)

ウグイスの鳴き声はどこからするの?

魚上氷(うおこおりをいずる)

薄氷が割れて魚が飛び出る?

-雨水-

霞始靆(かすみはじめてたなびく)

春の霞はなぜ生まれるの?

-啓蟄-

蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)

春の下に虫が並んで『蠢く(うごめく)』冬眠から目覚めるのは?

桃始笑(ももはじめてさく)

桃の花が咲く時期と桃の節句は時期が違う?

菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

白や黄色のモンシロチョウ。色の違いについて

-春分-

雀始巣(すずめはじめてすくう)

スズメの子育ては人の暮らしに寄り添っていた

桜始開(さくらはじめてひらく)

恒例の桜の花見。最初に始めたのは誰?

-清明-

玄鳥至(つばめきたる)

ツバメの子育てを見守る農夫達

鴻雁北(こうがんきたへかえる)

北へ。渡り鳥・ガンの群れは冬空が似合う?

虹始見(にじはじめてあらわる)

【7色の虹】その色の数え方。虹は天と地をつなぐ架け橋

-穀雨-

葭始生(あしはじめてしょうず)

ヨシとは?アシとは?読み方が2つある理由

霜止出苗(しもやんでなえいづる)

遅霜(おそじも)が稲作に及ぼす被害

牡丹華(ぼたんはなさく)

座れば牡丹。花にたとえた日本美人

-立夏-

蛙始鳴(かわずはじめてなく)

カエルのうたが聞こえてくるよ。一晩中鳴き続けるのはなぜ?

蚯蚓出(みみずいづる)

ミミズにおしっこをかけるとアレが腫れる?

竹笋生(たけのこしょうず)

たけのこの旬はあっという間に終わる?

-小満-

蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)

残酷?蚕(かいこ)の飼育と絹の衣

紅花栄(べにばなさかう)

江戸時代の乙女が愛した小町紅。その原料とは?

麦秋至(むぎのときいたる)

初夏なのに麦の秋?金色に染まるノスタルジックな麦畑

-芒種-

螳螂生(かまきりしょうず)

カマキリのメスが食べるものは?交尾中にオスを食べる??

腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)

蛍の光は夏、窓の雪は冬。卒業シーズンになぜ蛍の光?

梅子黄(うめのみきばむ)

梅雨入りと梅の実。生理落下とは?地面に落ちた若い梅

-夏至-

乃東枯(なつかれくさかるる)

漢方薬の元、ウツボグサ|またの名をカゴソウ。その効用とは?

菖蒲華(あやめはなさく)

違いは花びらの根元?あやめ菖蒲(しょうぶ)に杜若(かきつばた)3つの花の違い

半夏生(はんげしょうず)

妊娠中のつわりと漢方薬と〇〇。江戸のしたたかな女性像

-小暑-

温風至(あつかぜいたる)

雷が鳴ると梅雨が明ける?自然が教える季節の移ろい

蓮始開(はすはじめてひらく)

蓮の花と睡蓮の違い|早起きは三文の得

鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)

リアル父子鷹。鷹の子育て。厳しい自然界を生き抜くために

-大暑-

桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)

豊臣家の家紋にも使われた、越冬する桐の花

土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)

猛暑はいつまで続く?猛暑日とされる日の気温とは

大雨時行(たいうときどきにふる)

うだる暑さ。真夏の気温を下げてくれる、天の恵みとは?

-立秋-

涼風至(すづかぜいたる)

暦の上では秋|残暑とは?吹いているはずの涼しい風

寒蝉鳴(ひぐらしなく)

カナカナカナ…夕闇に響くヒグラシの鳴き声。夏の終わりの寂しさ

蒙霧升降(ふかききりまとう)

なぜ夏の避暑地は涼しいのか?高地を霧が覆う理由

-処暑-

綿柎開(わたのはなしべひらく)

綿の実が産む、人を温めるふわふわの「木綿」

天地始粛(てんちはじめてさむし)

八月尽とは?夏の終わりの寂しさ

禾乃登(こくものすなわちみのる)

秋の長雨がもたらす稲への害とは?

白露

草露白(くさのつゆしろし)

草花が光る朝。朝露はなぜできる?

鶺鴒鳴(せきれいなく)

【恋教え鳥】セキレイが神様に教えた子作り〜その教えかたとは?

玄鳥去(つばめさる)

夏鳥・ツバメはいつまで日本にいる?

-秋分-

雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)

音のない雷、秋の「稲妻」。その名の由来は?

蟄虫坏戸 (むしかくれてとをふさぐ)

冬越しの準備を始める虫達。虫冬眠って??

水始涸(みずはじめてかる)

田んぼの水が枯れる?稲刈りと孫生え

寒露

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