【孤独の歌】自作の歌詞とその背景を綴る第22話〜夕暮れ
「生きろ」と私を染めた朱色の空 川沿いの倉庫の仕事を、体調不良で早退した帰り路。駅のホームのベンチで力尽き、何本か電車を見送りながら、ここに飛び込んだら〜なんて考えていた夕刻。 朝起きて仕事に行って、終わったら帰ってきて…
水墨画アーティスト八束徹のアートブログ
「生きろ」と私を染めた朱色の空 川沿いの倉庫の仕事を、体調不良で早退した帰り路。駅のホームのベンチで力尽き、何本か電車を見送りながら、ここに飛び込んだら〜なんて考えていた夕刻。 朝起きて仕事に行って、終わったら帰ってきて…
憧れたプロテストソング 例によって当時傾倒していたボブ・ディランを始め、 アメリカを代表するフォークシンガーである、 ジョーン・バエズやウディ・ガスリーなどをよく聴いていた当時に、いわゆる彼らの歌うプロテストソングに影響…
最後に辿り着きたい夢の場所 今では買わなくなってしまいましたが、学生時代は漫画雑誌をよく買って読んでいました。 ジャンプ、サンデーは毎週買っていたし、実際に自分で漫画を描いて投稿したりもしていました。まあ、なんとか最終…
同じ歌を書ける作曲家はいるか この歌は、それまで書いてきたものをまとめたものそういえばわかりやすいかもしれません。 しかし、実際は、それを超えてしまっていました。 本当に暗く狭い心で書きあげた歌なのですが、私自身が手に負…
誰だって心の同じところで泣いている この歌も、ライブの最後の曲やアンコールに持ってくることが多い歌です。 というより、そこにしか当てはめられない歌になりました。 この歌はボブ・ディランのAll I Really Want…
夜の夢の終わりと、それから。 この歌は、今ではライブでアンコールをいただいた時に、クロージングとして歌う歌のひとつになりました。 友人と朝まで飲んでいた時のことを思い出しながら書いた歌です。恋愛としてでも、仲間と飲み明か…
憧れの人との20年越しの再会 22か23歳くらいの頃、私は川沿いの倉庫で派遣社員として働いていました。 仕事が長続きすることはありませんでしたが、この頃は倉庫仕事にばかり就いていました。日払いや週払いなどで給料がもらえる…
十字架に磔にされながら見た霧の景色 フィリカというのは花の名前です。 フラワーアレンジメントの脇役に使われたりする花で、目立たないけれど、主役に寄り添う優しい花。学生時代に恋をしていた女性に、私が勝手に持っていたイメージ…
「あの人あやしくない?」 この時期、うまくいかない暮らしの中で、自分を不幸へ不幸へと追いやる思考は、止まることを知りませんでした。 笑うのも下手くそになりました。話さないから声も出なくなりました。 故郷で録音したカセット…
天井を這う蜘蛛に重ねた明日 毎朝毎朝嫌々起きて、金を稼ぐために仕事に行く日々。 カラオケ屋の店員、コンビニ、薬局。ほとんどが上司ともめて辞めました。たいしてケンカが強いわけでもないのに、すぐにカッとなる性格が自分の首を締…