暦の上では冬の始まり〜立冬(りっとう)

二十四節気・立冬(りっとう)

11月7日から11月21日頃の
二十四節気は、立冬です。

〜暦の上では冬の始まり

定番のフレーズですが、
実際に冬を感じさせてくれる気候は
もう少し先の話ですね。

まだまだ秋日和が続きます。

毎年毎年聞かされる
このしっくりこないフレーズの原因は、
二十四節気が中国の気候に沿って
作られているから
です。
同じように中国から渡ってきた七十二候は、
江戸時代に本朝・七十二候として
日本に合わせて改良されたのですが、
二十四節気は大昔から
その時のまま使われているのです。

ただどちらにせよ、
二十四節気も七十二候も
太陽の動きを元に作られたものなので、
陰暦と新暦のずれとは
関係のないものです。

暦便暦には、

「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」

とあります。

冬っぽさが出てきたよ。と、
そんなニュアンスなのです。

冬になったらしっかり寒くなる
夏になったらしっかり暑くなる

それではせっかくの風情が
台無しになりますからね。

これからゆっくりと、
「冬」になっていくのです。

立冬の間の3つの七十二候

次の二十四節気は、小雪(しょうせつ)です。