人を傷つける2つのネガティヴ思考と、世界を優しくするたった1つポジティブ思考。

ネガティヴ思考って、
誰でも持っているものです。
口に出さないから、常に
ポジティブだと言うわけではありません。

私自身も当たり前のように
ネガティブ思考に日々苛まれています。

しかしそれを簡単に口にするのは
もうやめました。

人を傷つけてしまうからです。

この記事ではそんな2つのネガティヴ思考と、
世界を優しくするたった1つのポジティブ思考

について話していきます。

人の悪口を言うネガティブ思考

もしあなたが誰かに悪口を言われたら
傷つきませんか?
しかも大勢の人に言われたら
傷つくどころじゃないのでは??

はい。たったそれだけの話です。

たとえば、インターネット上で、
人を自殺にまで追い込むような悪口を
大勢で言う。
私は神経を疑います。
知りもしない赤の他人のことを、
よくあれだけわかったように言えるなと
思います。

あれができる人は、なんていうかこう、
思考能力の足りない、
人間になりきれていない、
人間以外の生き物なんだと思います。

人を思いやれるようになって
初めて人間ですから。

それと人間には集団意識というものがあって
1人ではできないことも、
大勢でやると大丈夫だと思ってしまいます。

これをネットの誹謗中傷に当てはめると、
集団リンチが起きます。

やられたほうは身体中あざだらけ。
こんな思いをするくらいなら、と、
その日のうちに
屋上から飛び降りるかもしれません。

リンチ?そんなのは不良の話で、
自分は住む世界が違う。
自分はそんな不良ではない、
真面目に生きて来たんだ、と
そんなふうに反論するかもしれませんが、
やってることはそれと同じです。

DQNと一緒にするなと
ネット民は一線引きたいかもしれませんが、
残念ながら同じです。

この集団意識の怖いのは、
大勢で赤信号に変わった歩道を
急ぎもせず渡るのも同じで、
子供に限らず大の大人が、
あちこちでいろんなパターンの、
集団意識に基づいた
間違った行動をしている
ということです。

やがて人を傷つけていることも
感覚が鈍ってわからなくなってきます。

だってみんながやっているから
だってみんながやっているから
だってみんながやっているから

と、自分で自分に呪文をかけながら。

周りに流されていないか、
一旦よく考えてみるといいかもしれません。
もしかしたらあなたも、
そしてこんな話をしている私も、
人を傷つける側に無意識に加担する寸前、
もしくはその最中かもしれません。

自分の悪口を言うネガティブ思考

なぜ自分の悪口を言ってるだけなのに
人を傷つけるのか。
傷つくのは自分だけじゃないか
誰にも迷惑をかけてないじゃないか

あなたはそう思っているかもしれません。

ただこれは残念ながら、
赤の他人の悪口を言っているよりも
ひどい状況を招きます。
これで傷つくのは赤の他人ではなく、
あなたのそばにいる人、
あなたの近くにいる家族、
友人、恋人などです。

あなたがもうダメだ、自分はダメだ、
こんなにもつまらない人間だ、
生きてる価値がないんだ、と。

そう言っているのを見た、
あなたの近くにいる人は、
自分がそばにいても声をかけてあげても、
結局そんなふうになってしまうんだと、
自分はあなたの役に立ってあげられていないと
すっかり傷ついてしまうでしょう。

手を貸してあげようと声をかけたら、
お前に何がわかるかと突っぱねられて、
もうあなたのそばには、
近寄ってこなくなるかもしれません。

それで友達をなくしたと傷つくのは、
あなただけだと思いますか?
あなたから離れるしかなくなったその友人も、
同じように傷つくんです。
あなたが自分の辛さばっかり、
ぐだぐだぐだぐだと愚痴っている影で。

そもそもわざわざネットに書くという事は、
他人にこの辛さをわかってほしい
という気持ちが根底にあるわけです。
ないとは言わせません。
それなのに差し延べられた手をはねのけて、
人の言葉を理解しようともせず、
ネガティブなことばかり言っているだけ。

前に進めないくらい落ちてるにしちゃ、
なかなかの力で人の手を
振り払うじゃないですか。
ねえ?

心外です。

どうやればそこから抜け出せるか。
それはあなたにしかわかりません。
私が私に勝つ方法も
私にしか通用しないものでしたから。

ただまずは、そのネガティブさで
大切や人を傷つけていることを
知っていてください。

そこがスタートラインです。

世界を優しくするたった1つのポジティブ思考

これはものすごく難しいです。
私だって当然、できることではありません。

する必要すらあるのかどうか、
疑わしいものです。

そのポジティブ思考とは、要するに、
上記のネガティブ思考を
受け入れるということです。

難しいですし、
そんな人間になる必要が
あるとも思えません。

(いつも前向き、いつも笑顔、
みんな仲間、楽しいことしか考えない、
みたいな薄っぺらいポジティブさは
不要です)

ただこう考えたらどうでしょう。

自分のそばにいる人、自分の
近しい人に対してなら、
それもできるかもしれません。

誰しも常にポジティブに
生きれるわけではありません。
口にはしなくても
ネガティブなことばかり考えてしまう時って
誰にだってあります。
私もしょっちゅうです。

このポジティブさとネガティブさが
立場を入れ替えながら
常に受け入れあって生きて居られたら、

世界は本当に優しくなるのでは
ないでしょうか。

まとめ

今回話したのは、

  • 人の悪口を言うネガティブ思考
  • 自分の悪口を言うネガティブ思考
  • 世界を優しくするたった1つのポジティブ思考

についてでした。

私はせめて、家族や友人、愛する人、
そんな手の届く範囲の近しい人が
優しく笑っている世界線くらいは
保ちたいと願っています。

そう願い生きることで、
耐える強さも生まれるのですから。