上司と話が噛み合わない〜「人は宝」だそうですが。

全ては出会いが決める〜「人は宝」

「人は宝だ」

そう昔の職場の上司に
言われたことがある。

私はその時、それはひとつの出会い、
ひとつの関わり合いを通して
自分自身や会社が成長していく

そういった意味だと捉えていたけど、
実際は、

社員やバイトが新しく入ってきて
現場に定着することで会社の利益になる
ひいては自分の給料に影響する
そういう意味で、
人は宝だと言っていたんだと
後から気づいた。

直接そうだとは言わなかったけれど
見ていたらわかる。
自分の儲けを最優先にしているのくらい。
いくら綺麗事を上にかぶせても
こちらがよほどのお人好しじゃない限りは
気がついてしまうものです。

その「宝」は結局、社長や上司達を
儲けさせるための駒でしかない。
敵陣で金(きん)に成っても、
歩(ふ)は歩(ふ)なのですから、そこでは。

歩の分の報酬しかもらえない。

そして一番の問題はその上司ではなく、
そこに甘んじていた自分自身。
どんな信念を持ち、
どの橋を渡り、
どの島に行くかを、
しっかりと決めなければならないのです。

そして一度渡ってしまえば
その橋は崩れ戻ることができません。

それが怖くて、どの橋にするかも
選べないまま生きていること、
その無意味さ。

だからいつまで経っても、

「歩(ふ)は歩(ふ)」

のままなのです。

最終的にそれに気付き、
自分を見失わずに済んだのも
その上司がいたからでもあります。

まさにその台詞通り、

「人は宝」だったわけです。

どの出会いも、常に
自身の成長につなげていきたいですね。