水墨画展入選〜国際公募展・美は国境を越えて2021(六本木・国立新美術館)

師匠小林東雲氏主催の公募展、
「美は国境を越えて2021」が
コロナ禍の中で開催されました。

この記事では、美は国境を越えてについてと、
子供達の絵、私の作品について話していきます。

今回は私は展示のお手伝いのみ参加という結果に。
体調不良もあり、
会期中に会場に行くことはできませんでした。

そして無事、展覧会が終了し、
私の絵も我が家に戻ってきました。

国立新美術館について

以下で細かく描いていますので参考にしてください。

レストランはさすがの六本木価格です。
基準がセレブです。

下のカフェならお手頃かなって感じですね。

美は国境を越えて2021

今のこのコロナ禍の中にあって、
師匠は例年通りに会を開催をする決断をされました。

いろんな意見もあったでしょうし、
思うことも多々あったはずですし、
私ももちろんありましたが、
私は師匠を信じて、今回も出品することに決めました。

展示準備中も一人先陣を切って奔走していた姿は、
会期中も同じだったことでしょう。
来場者を楽しませようとするその様子が
眼に浮かぶようです。

今年で2回目を迎えるこの公募展は、
参加人数だけでなく、参加する国も増えていて、
世界各地から、絵が届いています。
必ずしも水墨画のみというわけではないはずなのですが、
海外から届くのは師匠の繋がりからか、
やはり水墨画が多いです。

そして驚くのは、そのレベルの高さ。
まだまだ水墨画では日本は負けない、
などど伝統の上にあぐらを描いていたら、
あっという間に追い越されるでしょうね。

良い作品は国内国外関係なく、
しっかり賞を獲得されていました。

素晴らしいことです。

子供たちの絵も飾られました

私が先生として参加した小学校での水墨画教室。
そこでの子供たちの作品も
今回の展示会に飾られました。

子供の絵は自由で生き生きとしていて
発想がすごいですよね。
頭が硬くなってしまった大人は、技法を使わないと
それに対抗できなくなっているのです。

私が教えた子の絵も飾られていてよかった。
子供たちは見に来れたのかな。
コロナさえなければ、せっかくの思い出を直接見れたのにと、
寂しい気持ちの子達が多かったのかもしれませんね。

海外の子供たちの絵も届いていました。
主に中東の国の子供たち。
戦争を連想させる絵もあり、胸がキリリとなりました。

反面、面白かったのが、
漫画の「ナルト」の絵を描いたものが数枚あったこと。
関係者の方に聞いたのですが、
向こうの子供達にとって日本の子供たちはみんな、
ナルトなんだそうです。
みんなナルト。

おかしいですよね。笑。
心が和みました。

私の作品について

今回は辞退しようかと思ったくらい、
本番で失敗をして気が落ちていたのですが、
なんとか新しく描き直した絵で参加させてもらいました。
締め切りギリギリで。

偶然にも他の展覧会で落選していた絵と
「対(つい)」(絵を二つ並べて一つの絵とする作り方)
で出品することができました。

雪景色と、芽吹いた切り株。
振り返るとまるで一瞬だったかのような、
そんな感覚を表現として詰め込むことができました。

雪国は私の故郷。
切り株は、もうとっくに終わっていた過去の痛み。
そんな感じですかね。

あなたがどう感じるかはあなた次第です。
なんでもそうですが作品は世に出してしまったら、
それを観たり聞いたりしたりする人それぞれのものですから。

まとめ

今回話したのは、

  • 国立新美術館について
  • 美は国境を越えて〜師の必死の思い
  • 出張授業での生徒さん達の絵
  • 私の出品作品について

でした。

毎回来てくれていた方から、
今回はこのコロナ禍で観に行けない
というご連絡もいただきました。

芸術はしっかりとあなたを支えて決して倒れません。

来年もまた出品しますので、
楽しみにしていてください。

次はもっと大きな絵を描きますよ。