バイクで漂うソロツーリング〜朝焼けを探して・久良岐公園編(神奈川県)

4時前に目覚めた薄暗い朝。

なんだか妙に朝焼けが見たくて、
横浜市にある久良岐公園へ行ってきました。


空は漆黒。 風はなし。

久良岐公園について

公園について:広い自由広場、休憩スペース、能舞台、
ペット可(放し飼い不可)、自然、釣り(ルアー使用不可)、
サイクリングなど、自由度の高い公園です。
所在地:港南区上大岡東3-12-1
電車:京急線屏風ケ浦駅下車徒歩20分
バス:JR磯子駅・京急線屏風ケ浦駅より市営バス「久良岐公園前」下車
市営地下鉄ブルーライン・京浜急行上大岡駅から京急バス「久良岐公園前」下車
駐車場:有料88台
* バイク駐車スペースは駐車場ゲートの手前左側
大型バスの駐車は不可

寝起きの我がSRV250

寒さのせいか、エンジンがかからない。

空回りするセル。
ふかしながらの3度目で、ようやく目を覚ましました。

朝早くて悪いな。
行こう。
ゆっくりでいいから。


暗い道へ走り出せば、人影はなく、
駅に近づくにつれて、まばらに出没し始めました。
それを照らす私のヘッドライトと、
対向車のハイビーム。


駅周辺を通り抜けると、また街は眠りの真っ最中。

静まり返った横浜の坂道に、
響き渡るのは、愛車のエンジン音だけ。

ご機嫌斜めだった愛車もすっかり目を覚まして、
静かにうなり続けます。

冷たい風を受けながら、久良岐公園に到着。

夜明け前の久良岐公園

来るのは二度目だけれど、
思ったより広く、樹々に溢れていて、
絵になりそうな構図がたくさん転がっていました。

次は明るい時間帯に来て、
ゆっくり写真を撮って回りたいですね。
というか、スケッチがしたいです。

暗い公園を歩いていると、時々、
ウォーキングの御年輩の方々とすれ違います。
まったく人がいないというわけではなく、
明るくなるにつれて、ジョギングや犬の散歩など、
人影が目立つようになっていきました。

まあとはいえ、女性一人では危ないような
明かりの届かない場所もあるので、

暗い時間の訪問には十分ご注意ください。

顔馴染みの来園者達が、
めいめいに挨拶を交わしながらすれ違っていきます。
「見かけない顔」の私は、
その脇をそそくさと早足ですり抜けます。

ある程度公園内を見て回った後、
暖かい飲み物を求めて、自販機のある明るい休憩場所へ。
電波に乗った誰かの声が聴こえてきます。
テーブルに携帯ラジオを置いて流しているおじいさん。

うちのじいちゃんもそうだったなあ。
畑に行く時、いつも持っていた。

そんなことを思い出しながら、
ココアを買って、丘を見下ろせるベンチへ移動。
夜明けを待ちます。

空は次第に明るくなり、目を覚ましたカラスが鳴き始めました。
近くで太極拳の演舞をしていた男は
いつの間にかいなくなっていました。

朝焼けを探して

ココアでぬくんでいる間に空は色を変え始め、
私はアプリで確認した「東」の方角へ向かいました。

駐車場の向こう側か。

前回来た時は行かなかったけれど、
そうか、向こうにも公園は広がっていたのか。

そう考えつつたどり着いたら、そこには、
マンションが聳え立ち、空を塞いでいたのでした。
この公園では朝焼けに出会えなかったのです。

回り込めば見えたかもしれませんが、
それではここで見ようと思った意味がありません。
なので、旅はそこでおしまいです。

このマンションの住人だけが毎朝美しい空を楽しめる。
なんとも無粋ですが、それが世の中。

彼らが夢を見れるならいい
そう言わないとこっちが無粋です。

バイクに戻り、叶わなかった
今日の夢についてぼんやり考えていたら、
だんだん人影が多くなってきました。
駐車場にも車が増え始めました。

街はとっくに目を覚ましていたようです。

そういう雰囲気に合わせる気持ちの用意はなく、
エンジンをかけて、すっかり明るくなった公園を後にしました。

出かけてくる人達とは逆の道を辿って。