「大切な人を守る」コロナとの戦いに勝つため心得たい5つのこと

2020年、春。

その桜舞う季節に、
コロナによって世界は大変な事態になりました。
感染数、死亡者数は日々増え続けて、
日本は全都道府県に緊急事態宣言がなされました。

まずなによりも、
感染してお亡くなりになった方には、
心よりお悔やみ申し上げます。

私の職場の近くでも発症が報道されて、
いつ誰が感染するか
時間の問題のような状態です。
目に見えない抗えない暗闇が、
じわじわと迫ってきています。

*こちらは2020年4月現在の記事です。

1.家にいよう。自分は大丈夫ではない‬。

コロナ感染が疑わしい症状としては、

4日以上の発熱、せきやたん、
のどの痛み、体のだるさ。
加えて主な嗅覚(におい)や
味覚(あじ)の低下がありますが、

例えば平熱の低い人と高い人とでは、
発熱についても違ってくるでしょう。

検査もすぐに受けられない現段階では、
万が一の可能性から
自分への感染を疑うことは
なんらおかしいことではありません。  

だからこそ自粛を重く受け止めて、
所用で少しでも外に出たならば、
手洗いうがいを決して欠かさず、
免疫力を高め、
少しでも感染の可能性を減らして、
自分の身を守り、
そばにいる大切な友人や家族を
守る努力をしなければならないのです。

世界では、都市封鎖で街から
人が消えたような国もあります。

地方から上京してきた身としては、
いつになるかわからないコロナ収束まで
親に会うこともできない日々が続きます。

自分の軽はずみな行動で、
故郷の家族や親戚を
危険に晒すわけにはいきません。

もし自分のせいで家族を
危険に晒してしまったとなれば
どれだけ悔いてもたりません。

それはあなたも同じはずです。

今、薬がまだできてこない以上は、
自粛をすることでしか
それを防ぐ術はないのです。

2.働くしかない人がいて、働きたくても働けない人がいる事実を受け止める。

私は今、絵を描きながら
運送会社でお世話になっています。

私達は、お届けする荷物がある限り、
休むわけにはいきません。
職務中は常にマスク着用を義務付けられていて、
なるだけこまめに手洗いをしながら、
客先を回っています。

都内の交通量は極端に減りました。
それこそ故郷を走っているのかと
勘違いしてしまうくらいです。

しかし、運転中や配達時に目に映るだけでも、
働いている人達はまだまだいます。
タクシーやバスは客を乗せ、
電車もガタゴトと走る。
ガソリンスタンドでは
窓を拭くかと聞いてくれて、
自販機のジュースは売り切れにならず、
コンビニで弁当も買える。
ビルの中はきれいに掃除され、
トイレはいつも通りきれいで、
掃除のおばちゃんは、
荷物を抱えた私のために
エレベーターを開けて待っていてくれる。

誰かの仕事が、世界を作っているのです。
リモートワークなどできない私達は、
仕事があるだけまだましだと
言われたらそれまでですが、
常に不安と背中合わせで外へ出ていくのです。

矛盾してしまいますが、これも
家族を守るための行為なのです。

そして、反対に
働きたくても働けない人がいます。
これが大きな問題です。

国の要請を受けて、
飲食店などは軒並み自粛、
閉店に追い込まれたお店もあります。
国の援助も不安定なまま、
交錯する多方面からの情報、意見、
自分の意思に翻弄されながら、
仕事が続けられているこちら側以上に、
苦しくつらい想いをしながら
コロナ収束を待ち続けているのではないでしょうか。

飲食店も、世界を作る大切な仕事です。 
人の楽しい笑い声が聞こえてくる場所を
提供してくれている人達なのですから。

どれだけ大切かわかると思います。

3.もうひとつ、強くなろう

私の行きつけの飲み屋さんも、
今は休業中です。
寂しい限りです。

ですが、国の援助もままならない状態で、
営業自粛や閉店を余儀なくされ、
不安に駆られている業種の方々に向かって、

店がやっていなくて寂しいよ

そんなことがはたして言えるでしょうか。

私達は、もうひとつふたつ、
強くなる必要があります。

誰かに会わなければ生きていけない。
どこかに出かけたい。

それはみんな同じです。 
自分たちは大丈夫。
感染しないだろう。
気にしなくてもいいさ。

そんな身勝手な判断を、
寂しさのせいにして、
退屈さのせいにして、

だから仕方ないんだ、
わかってほしいんだと自分で自分を許すのは、
弱虫のやることです。

寂しさは悪いことじゃないけれど、
寂しさを否定もしないけれど、
自分より耐えている人のために、
自分も耐える。

そしていつかまた世界が明るくなったら、
寂しかったよではなく、

大丈夫だった??
つらくなかった?

と。
そう声をかけれるくらい、
強くなりましょう。

きっとあなたも持っているはずの、
自分の寂しさよりも、相手の辛さを包み込む優しさで。

4.正しい情報を見極める

SNSでは、
ここぞとばかりに政権を叩き、
悪者にする人で溢れ返っています。

今必要な情報は、いいね欲しさの
そんな悪口ではありません。
マスコミの煽動とやっていることは同じです。

何を指示するかどうかの話は
普段ならいいですが、
こういう事態では正しい情報だけを流すべきです。
テレビが信じられないからネットを見ても、
ネットも鵜呑みにはできない。

自分ですべて調べる人ばかりではないのです。

そうしなきゃダメなのではなく、
そうしなくても正しい情報が
入るようにするべきなのです。 
今はまさに、そういう状況なのです。

しかし、残念ながら、
世の中はそうはなりません。

相変わらず、‪政治家に対する意見が、
ただの私怨、悪口になってしまっています。
称賛する側も同じです。

それに流されて同調することは
得策とはいえません。
むしろ、損です。

たとえば、一律給付金について
わざわざ物申す人達が、
そんなものはいらないと突き返すと思いますか?

そうそういないでしょう。
なんだかんだと貰うでしょう。

ということは、
その程度の意思の強さなのです。

それなら初めから黙って貰えよ。
そう言われても黙らない人が
世の中にはたくさんいます。

洪水のように情報が流れてくる世の中です。
煽動者の意見に流されず、
冷静に判断しましょう。

煽動者にいいねをして、
政権がどうだこうだと喜び合うのは
またコロナが収束してからやってください。

今はみんなが協力し合う時です。

国は、国民が元気に働いて経済を
潤してくれないと回りません。
神様が天から見守っているから
国が続いているわけではありません。

その経済を担う一部の国民に
働くな、家にいろと言っているのだから、

本当にまずい状況なのです。

5.希望を捨てるな

私も初めは、

希望を捨てるな!‬‪

なんて声高に言うほどの‬状況には
ならないと思っていました。
そのうちすぐ落ち着くだろうと。

何度も言うように、今は、
感染を広げないためには
自粛をする以外に方法が見つからない
とてもつらい状況です。

世界中で、たくさんの人が感染し、
たくさんの人が亡くなっています。

いつ自分が感染するか
もしかしたらもう感染しているのかもしれない
そして誰かに移すかもしれない

死なせたくない
死にたくない

今回のコロナ騒動で、
対策がないということへの言い知れない恐怖を
今の時代を生きる私達も
充分に理解しました。

こんな真っ暗な状態でどうすればいいんだと。
何が希望だよという状態です。

しかし、そんな中、
感染者のために身の危険を侵しながら
従事する医療関係者の方々。
薬を作るために必死で研究している機関。
派遣される自衛隊員など。

彼らが諦めたらおしまいです。
彼らは救うために働いています。
救われるこちら側が
諦めてはいけないのです。

私はあのやかましく愛おしい街の喧騒が、
また当たり前のように
復活することを信じています。

見上げれば暗く灰色の空ばかりではありません。

今自分にできる最良の方法とは何か。
自分を守るため。
そして大切な人を守るため。

しっかりと考えて、
また必ずやってくる明るい明日を、
そして、あなたの心に広がる晴れた青空を、
信じて待ちましょう。

決して諦めず
決して希望を捨てずに。