【必読】絵の習い事をしたい|教室を選ぶための5つの大切なこと

はじめまして。
水墨画アーティストの八束徹です。

絵の習い事がしたい。
そう思っても教室選びって、正直、
当たり外れとか気になりますよね。

これから絵の習い事をしたいと
考えている方のために、
教室選びに大切なこと、選び方、
そしてオンライン教室、

について話していきます。

ちなみに、
自分の描きたい絵と同じジャンルかとか、
住まいから近い方がいいとか、
月謝は支払える額のところにしようとかは、
当たり前のことなのでここでは省略します

絵の習い事について|絵の教室を選ぶための5つの大切なこと。

1.個性を認めてくれる 

個性というのは誰にでもあります。
全く個性のない人なんていないです。

「私の描く絵と違うからそれはダメだ」
「私と同じように描きなさい」

こういう先生は避けたほうがいいです。

ただ、新しい技法を生み出してやろうとか、
教えを聞かないということではないですよ。
習いに行っているわけですから。

完全に自分と同じように描かないと
あなたは間違っているというような
視野の狭い先生はダメだということです。
ある程度の自由度はないと楽しくないですからね。

それにどんなに遠慮がちな人でも、
本当はどこかしらで
少しでも自分を出したいはずです。

それは絵でも同じです。

絵描きは「これが自分の絵」というところを
目指していくものです。
みんな自分を主張したいはずです。
わざわざお金を出して
絵を習おうと思うのであれば、尚更なはずです。

「自分と全く同じように描きなさい」

と教える先生の下にいては、
絵が生きることはないです。

個性を見つけて伸ばしてくれるような
先生の下で学びましょう。

2.毎月必ず月謝を要求しない

これは無料にしてもらう
ということではないです。

習いに行けなかった場合の話です。

だいたいは毎月いくらという形で
月謝・授業料は発生すると思いますが、
誰にだって事情はあります。

まあ、その教室も商売ですから、
しっかりいただきたいのもわかりますが、
とはいえオンライン教室のように
自由な時間に勉強できるわけではありません。
通いになると、家庭や仕事などの諸事情で
教室に行けない月もあると思います。

それでも、月謝はきっちり毎月もらいますよ

というような融通が効かない教室は
避けたほうがいいです。

さぼらずに来させる為にそうしているという
意見もあるかと思いますが、

そこでその先生を好きになったり
尊敬したりすることは難しいです。

商売っ気が強いところは
避けたほうがいいです。

3.絵や表現に対する考え方が似ている

価値観が近い似ている

ということは、人と関わっていくために
とても大切なこと
です。

絵や表現に関する話をして、
そういうことじゃないよな
こうなってしまうことってあると思います。

絵を描く時には、それぞれの想いや
こだわりがあるはずですから。

もちろん、もっと話をしたり、授業を続けるなかで、
なるほど、そうか
となることもあるでしょう。

それも大切です。

短気に決断してしまっては損ですが、
それでも違うという考えが変わらないのであれば、
続けても苦痛なだけです。

先程も言いましたが、
その先生を好きになったり尊敬したりできなければ、
教わっていても気持ちが入りません。

この先生の下でなら頑張れる。

そう思えることが何より大切です。

4.カリキュラム以外のことも快く教えてくれる

どの教室でもカリキュラムがあると思います。

次の授業ではこれを描きます。
次の授業ではあれを描きます。
といった感じに。
物凄く退屈ですが、ただひたすら
線を描くだけの授業もあるでしょう。

例えば、その授業では鳥を描くとします。

私の描いた手本を元に、授業を進めます、
となります。

余計なことはせずに、それを描きなさいと。
要するにその日はそれ以外のことは教えません、
という姿勢ですね。
学校の時間割と同じです。

けれど友人にこんな絵を頼まれたとか、
上手になっていけば
そういう嬉しいこともあるでしょう
そう行った時に、授業内容とは関係なく、
その描き方やテクニックを教えてくれる。
そういう先生がいいですよね。

生徒が喜ぶために

そういう気持ちが伝わってくる先生がいいですね。

個人個人に合わせて
柔軟な対応をしてくれるところは、
良い教室です。

5.公募展に出す際に菓子折りを要求しない

菓子折りとは「袖の下」のことです。
先生どうかよろしくお願いしますと、
何かを包むということです。

まあ、本当にただのお菓子を持っていって
みんなで和気あいあいするのはまた別です。

絵の習い事をしていれば、
いずれ公募展に出展することがあります。

公募展出品がその教室の一大イベントというのは、
よくあることです。

基本的に公募展というのは
出品者の出展料で成り立っているので、
生徒さんは月謝以外のお金を支払うことになります。
金額はピンキリです。

お金がもったいないなら無理に出す必要はありません。
入選すればいいですが、
落選すればそれで終わりです。

「出品料」は帰ってきません。
出展料ではなくて出品料ですからね。

けれど、絵を描き続けて、
少しでも上達したと感じていれば、
展覧会の大きな会場に自分の絵が飾られることを
夢見てしまうものですし、
その成果を家族や友人に見せたい
と思うのが人情です。

公募展と教室とは、密接な関係を保っています。

その教室主催の公募展もあれば、
その教室の先生が、
公募展の審査員を務めている場合もあります。

先生としても、できれば自分の生徒を入選させて
賞をとらせてやりたい
という気持ちがあると思います。

そこで問題なのが、「袖の下」です。

これはどの世界でもあることなんですが、
これが成り立ってしまうと、
正直者が悲しい目を見る結果になってしまいます。

見渡せば世の中などそんなことばかりで
成り立っているのかもしれませんが。

どっちにしろ要求されることも、
こちらから強引に差し出すことも、
どちらも悪です。

どちらも、悪。

絵を志す人間として、
この気持ちは持ち続けるべきです。

良い教室を探す初めの一歩

一番良い方法は無料体験です。

今はネットで教室も簡単に探せます。
サイトを見て色々と想像を膨らませて、
さらにその先生の作品、そして実績や評価を調べても、
ここは自分に合いそうかな?とか、
習う相手と肌が合わなかったら?
お金を払うだけ無駄だと思ったら?

いろんな不安があると思います。

「いい教室ですよ」と知人に
紹介してもらうこともできますが、
行ってみたら自分には合わなかった
ということもあるでしょうから、
初めに無料体験をさせてくれるところを探して、
一度習ってみることです。
たいていはどこでも、
無料体験はできると思います。

それで通うことにしたとしても
しばらく通ってみて、
仮にやっぱ合わないなと思えばやめたらいいのです。

人のことはゆっくり好きになり、
ゆっくり信用していくのです。

苦痛は時間の無駄です。
描いていて楽しくならないなら上達もしません。

自分に合う場所を探すのも、学びのひとつです。

インターネットの教室について

先ほどネットで教室を探せると言いましたが、
今はネットだけで完結するオンライン教室もあります。
これならば自由な時間に学べますし、
あまり人と関わるのが得意じゃない人にも、
便利な方法です。

先生が説明しながら描いている様子も動画で観れるし、
その時だけじゃなくて、
何度でも見返して復習することができるのも、
オンライン教室ならではの利点です。

まとめ

今回お話したのは、

  • 絵の教室を選ぶために大切な5つのこと
  • 教室の探し方
  • インターネットの教室について
  • 絵は個性が大切

です。

良い教室を見つけて、良い師を持つことで、

師を目標に、
師と同じ道を歩み、
師に追いつき、
やがては師と同じになりたい。

そんなふうに思う人もいるかもしれません。
そう思えるだけの素晴らしい先生に
出会えたからこそだと思いますが、
それは間違いです。

重複しますが、絵は個性が大事ですから、
目指す未来は、師を真似るのではなく、
師から学んだその技術を応用して、

「自分の絵」

を描けるようになることです。

もしあなたが良い師に出会えたのならば、
そうなることを、何より喜んでくれるはずです。

これからあなたが良い教室に出会い、
その習い事が素晴らしいものになることを
願っています。